やさしいJazz入門 序章

2019年8月13日

Jazz入門のための、やさしく聴きやすい、おすすめの曲を紹介

Jazz入門エピソード

すぐにおすすめの曲をお聴きになりたいかたは、このエピソードはとばしJazz入門 part1にどうぞ。

ジャズとひとくちにいっても、かなりいろいろな種類があり、いざ聴き始めようと思って、ジャズ入門サイトや、本を見てみました。

入門サイトについて

ジャズ入門サイトは、ネット上にかなりあり、おすすめ曲やミュージシャンもいろいろで、おすすめに従ってYoutubeなどで聴いてみると、途中から訳がわからない演奏になって、ついていけなかったり、どれが本当の初心者向けの入門サイトなのか良くわかりません。ただもっとやさしく聴きやすい曲が知りたいだけなのに。

入門書籍について

本も、やさしく書かれてるのを何冊か買って読みました。歴史とか、スタイルとか、いろいろと詳しく書いてくださってて、すごく勉強になるんです。だけど、私の求めてるのは、そこではなくて、まず入門するのにふさわしい"聴きやすい"のが知りたいんです。それに、本は読んでても音がならないんで、その都度スマホで検索しながら聴いても、ちょっとむずかしい曲がでてきたりとかすると、いきづまってしまって。

ジャズへの疑問

もしや、私の耳か頭が、かなり単純にできていて、少しややこしい曲になると対応できないのかなぁ。と自分を疑って悲しくなってみたり、、、。

そのうち、ふと気づきました。「そうか “入門" なんだから、聴きやすさより、"本格的ジャズ" に入門するための第一歩を教えてくれているんで、べつに “聴き心地のよさ" を重要視してるわけではないんだ。」と、自分勝手に理解しました。

でもやっぱり、おかしい。

・歴史的に見ても、100年以上もの間、Jazz音楽が残ってきてるわけだし

・今もショップに行くと一生かかっても聴ききれないほどのアルバムがならんでるし

・やっばり、大衆に人気があるから、残ってきてるんだよなー。とすると、やっぱりもっと聴きやすいのあるはずだと考えました。

もう最後の手段、友人に頼る

そこでやはり、頼るべきは友人です。なにしろ無料ですから。

知り合いで師匠と呼ばれてる、とても音楽にくわしい人や、音楽マニアな友人がいるので、いろいろ聞いて、教わってきました。やっとのことで、なんとなくおすすめのよさそうな曲がそろい、聴き出してみると、かなりの数のすてきな曲との出会いがありました。はじめから、こうすればよかった。あー疲れた !!

「ジャズ耳」?

ただし、Jazzは、アドリブが命と言われています。アドリブの部分は、メロディーやリズムをそのアーティスト流にアレンジしてあり、しろうとには途中から何の曲なんだか、わからなくなるような部分がかなりあります。

いつもJpopとかの流行の、聴きやすい曲ばかり聴いているので、メロディーラインが途中からくずれてしまうと、もうそれだけで、拍子抜けして違和感をもってしまいます。それをすんなり、いいなと味わって楽しむには少し時間がかります。正直言って、教えてくださった方々には申しわけなかったですけど、

Oto

こんな雑音ぽいのは無理なんですけどー。

失礼を承知で、苦情を言ってしまいました。すると、

師匠

そっかー、まだ耳がなじんでないんだなー。君が聴きやすいなと思う曲を、とりあえず先に聴いててみて。またしばらくしたらその雑音に聴こえた曲を何度か聴いてごらん。 うるさいなぁとか感じて、嫌になったところで、途中で聴くのやめていいからね。無理して聞き続けないように。


と言われて、

Oto

なに言ってんのか、ちょっとよくわからないんですけど?


と思いつつ、年長者の言うことだからと、とりあえずは言われたとおりにしてみることにしました。

それから、しばらくたったある日のことです。 ある有名なアルバムをお借りしてたんですが、何度かチャレンジしても、聴きづらいなと思っていました。たまたま、それを聴いて部屋のかたずけをしていました。ふと気が付くと、おどろく事になんの違和感もなく、すーっと抵抗なく耳に入ってきたんです。えっと思いました。そういうことなのかと、体感できたんです。いまは、愛聴盤になっています。
でもヤヤコシイくないですか。時間もかからずに、スーッと入っていく人もいるようですが、多くの場合が、少しアドリブが強い作品になると最初は違和感を感じるんだそうです。

発酵音楽」?

Oto

その不快感を味わいながら何度も聴くって、何かの修行とかでなければ、ちょっと変ですよね。Mぽい性格とか。

と言ったら、師匠は

師匠

そういうのって、ちょっとあるかも !

て言ってました。
「このミュージシャンは、何を表現しようとして、このデタラメに聴こえるかもしれない演奏をしてるんだろう。」と最初は違和感を持ちつつも、考えながら聴くんだそうです。哲学的ですね。

Oto

じゃーさぁ、"納豆"とか"クサヤ"も、最初は"クセ"を感じて嫌だよね。けど、食べている内に、ダンダンと美味しくなってくる、ってのと同じだねっ。"発酵音楽"っていうことだ。


と言うと、さすがに笑って、

師匠

そうそう

とうなづいてました。納豆もクサヤも何度食べてもだめだから、そこまで個性の強いのは、私にはキツイですね。やっぱり、初めからなじみやすいに、こしたことはありません。初心者でもとても、聴きやすい、やさしいジャズの曲もたくさんありますから。

たいへん長くなりました。次回 Jazz入門 part1 から、おすすめの曲のご紹介をさせていただきます。語りつくされている名曲ばかりですが、とにかく入門なので聴きやすさにこだわりました。ぜひお立ち寄りくださいね。これからも、"聴きやすい"、いい曲をご紹介できるようにがんばります。この記事は、管理人Suhの同僚のOtoが担当させていただきました。

Jazz洋楽

Posted by Oto